【メタル】V系メタル2作感想
このジャンルのくくりもあんまり意味を成していないけども。この2バンドだけでもあまりにも向いてる方向が違うし
■DUM SPIRO SPERO/Dir en Grey
…8作目。前作「UROBOROS」がとにかく凄かった。ハードコアにメタルの様式美と構築美を取り入れ、そこに日本特有の美しい歌メロとV系の耽美性をぶち込んだーとかそんな感じでしょうか。とにかく世のメタラーは度肝を抜かれ、俺もその一人だったんだー。さてそんな傑作に続く新作。確かにテイストはUROBOROSを継承するもの、ですが…なんだかスカッとしない。ありていに言えば「聞きづらい」。
前作でも確かにアルバム全編に「気持ち悪さ」がのた打ち回ってたんですが、要所要所でそこから一気に開放されるカタルシスがあったと思うんです。今作にはそれが希薄。正直しんどい。で、今回この感想を書くにあたってYouTubeでシングル曲を改めて聞いてみたんですが、きちんと実に美しい美旋律が内包されているんですよね。んー聞き込みが足りないのか。でもこれをリピートする気にどうしてもなれない…。と言うジレンマに現在ぶち当たってます。
前作「UROBOROS」は「複雑怪奇なことをやっているけど恐ろしいほど聞きやすい」ことが魅力だったと思うんです。今作はそういう意味で「似て非なるもの」。単純に好みの話として、俺は「UROBOROS」の持つ絶妙な聞きやすさや前述のカタルシスに魅力を感じたので、今作はあまり好きになれないっすなあ。今のところ。ただジャケットは、ここ数年のへヴィミュージック作品の中で五指に入るほど好き。
(7.0+?/10)
■現実/No God
…メジャー2作目。彼らもまたメジャーデビューアルバムである前作「欠片」で世のメタラーの度肝を以下略。さてそれからシングル曲を挟んで1年足らずのスパンで発表された今作。正直最初はまったく印象に残らず聞き流してしまって「…あれ?んー前作のインパクトがでかすぎたかな」と思ったりもしたんですが…スルメでした。聞けば聞くほど味が出た。やっぱりこのバンドのメロディセンスはハンパなかったわ!
シンプルだけど何度聞いてもしびれるメタルナンバー「神風」、化粧品のCMになってもおかしくないぐらい(?)スカッと爽やかポップ曲「Raise a Flag」を筆頭に、今回も頭から尻尾まで粒揃い。そういう意味では2作続いて卒がなさすぎるので、次回はもうちょっと冒険した曲も聞いてみたい気もしますが、あくまでポップなV系メタルを目指すなら今のままで問題ないか。今度はライブでこのバンドの魅力を味わいたいものです。
あ、でも個人的にはボーナストラックが浮きまくるほどの駄曲なのと、ジャケットには×…。
(8.5/10)
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